除雪・・・降り積もった雪を除いたり、寄せたり、まとめたりすること
排雪・・・除雪により、まとめた雪を雪捨て場に持っていくこと
融雪・・・雪を溶かすこと
1.タイヤショベル
〇除雪能力高い
✖細かい箇所が苦手
2.ロータリー除雪機
〇除雪能力ほどほど
✖除雪に時間がかかる
3.人手
〇細かい所が得意
✖すぐに疲れる
4.ロードヒーティング
〇除雪の手間が無い
✖費用が高価
タイヤショベル
タイヤショベルは、大型~小型のものがあり、除雪能力が高いことが特徴です。小型ショベルでも広い駐車場を除雪することが可能です。凍った雪でもへっちゃらです。排雪の時にはタイヤショベルが大活躍します。しかし、雪を押しのけて除雪をするという特徴から車周りや建物周りなどの細かい所は苦手です。0.5~1m以内に近づくことができません。また、雪に埋もれている「土管」「玄関タイル」などを壊してしまうこともしばしばです。
ロータリー除雪機
ロータリー除雪機は、小型の物がメインとなります。除雪能力はタイヤショベルに比べると格段に劣りますが、人手よりは優れています。歩道などの細い直線が得意です。数台の駐車場や玄関周りに最適です。ゆっくり除雪することで、タイヤショベルでは苦手な車周りや建物周りでも0.3m位まで除雪でき、仕上がりもきれいです。半面、広い駐車場や長い距離を移動して除雪することは不得意で、時間がかかります。 また、凍りついた雪は不得手です。
人手
人手は、機械ではできない細かい所や大切な物の周りに最適です。しかし、直ぐに疲れてしまい除雪能力は低いです。けれでも除雪は機械だけでは綺麗にできません。必ず人手が必要となります。
ロードヒーティング
路面を温めることにより、融雪する方式です。除雪の手間は最小限となりますが、設備費とランニングコストがとても高くつきます。数年で壊れることがある為、補修にも大金がかかります。これらの事情により北海道ではロードヒーティングは主力となっておりません。
木造アパートの場合、玄関周り・外階段は各入居者様で除雪してください。
融雪機が設置されている場合は、利用して除雪・融雪してください。
FF式ストーブの場合は、点火前に排気口付近を除雪してください。
駐車場を利用されている方は、「車上の雪」と「車の周りの雪」は各自で除雪してください。
各駐車場の除排雪は、業者さんに一定条件で依頼してあります。雪が規定以上に降ったら、早朝に除雪に入る契約になっています。そして、除雪した雪が規定以上になったら排雪をします。 ですから、午後に大雪になった場合などは、当日除雪に入ってくれません。ここは注意が必要ですね!
また、ショベルのバケツの巾があるため車と車の間には入れませんし、狭い場所でUターンもできません。駐車してある車両が多いと入り口付近と通路だけの除雪になる場合が多いのです。
業者さんの除雪は大変ありがたいのですが、現実的にはコスト的問題もあり、業者まかせで完璧には除雪はできません。
実際には、それぞれの「駐車場の形状」や「駐車状況」、「降雪量」等によって除雪の仕方は臨機応変に変えなければなりませんが、基本は、通路に雪を出すことです。
右図の202駐車場の例で説明しましょう。機械での除雪は、車に近づくことができませんので、雪を車から遠ざけなければなりません。通路の奥側(示した楕円の部分)に寄せておくと除雪がスムーズなり、入居者様の負担も比較的少ないと思われます。全長の短い車であれば、各駐車位置の奥側に寄せておくのも効率的です。
通路の両側に車がある場合は、通路に均一に雪を寄せます。また、全長の短い車であれば、各駐車位置の奥に寄せておくのも効率的です。
北海道の冬季間には、毎年数回、大雪に見舞われます。その時に除雪が間に合わないからという理由等で、路上に駐車したり、綺麗に除雪してある他人の駐車場に止めたり、テナントさんの駐車場に止めることは重大なルール違反です。隣近所、テナントさんとのトラブルを引き起こしかねません。また、この迷惑駐車は、早朝の除雪の妨げになり、移動した後の残った雪は多くの人に迷惑をかけることになります。逆の立場になればルール違反は理解できることと思います。絶対に迷惑駐車は止めましょう。
どのような住宅に住もうとも 北海道では除雪を避けて暮らすことはできません。雪かきをしないで冬を過ごす人はいないでしょう。更に車を持っている方は除雪の労力が倍増します。1~2月の積雪ピークの頃には除雪に辟易(へきえき)してしまいます。しかし、冬期間の運動不足を解消する機会ともなりますので、マナーを守り、ご近所様と協力して小まめに除雪をし、北海道の冬を乗り切りましょう。
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